人の造りしもの、丹波焼の里を訪ねて。兵庫県篠山市(後編)

「獅子銀」陶の郷店 「くりの実」は満席だったが、こんなこともあろうかと「陶の郷」にもレストランがあることを用意周到な山田はリサーチ済みである。またフラフラと自転車の旅を続け、「陶の郷」にあるレストラン「獅子銀」に入る。小上がりがあるのが嬉し…

人の造りしもの、丹波焼の里を訪ねて。兵庫県篠山市(前編)

「エピローグ」 「ネンオシャチエブクトーバシメ」山田はいつも出発前に呪文を唱える。別にこの呪文でヒットポイントが回復したり寝不足が解消されたりしないのが残念だが、この呪文は点検の呪文なのだ。ネン=燃料(ガソリン)オ=オイル、シャ=車輪、チエ…

秋の気配と幻の巻き寿司を探して 兵庫県多可町、神河町(後編)

「昼飯を探して」 さて、うまい水もゲットしたしあとはうまい飯だ、こっとん亭を目指し県道8号線を例によってニンニキニキニキ西を目指す。そう、あれは県道8号線が山道を下り越智川沿いの少し開けた所を走るようになると川の中にチラホラ鮎釣りの釣り人を…

秋の気配と幻の巻き寿司を探して 兵庫県多可町、神河町(前編)

今日も留守番かと昼寝をする、いせちゃん。お留守番よろしくね。 「プロローグ」 そろそろ秋の気配が感じられる8月の終わり、のはずだがニュースでは「熱中症」の言葉を聞かぬ日はない猛暑の毎日。秋は一体どこまで来ているのかと、安倍首相の辞任のニュー…

見せてもらおうか、赤穂の塩の実力とやらを(後編)

「A地点とB地点のあいだ」 「衣笠」で教えてもらった二軒隣のお饅頭屋さんを目指す途中、つまり一軒隣にドーンとデカいソフトクリームの看板が出ているお店があった。どうやらお茶屋さんの様である。普段なら入ることはないようなお店であるが、快適な風の出…

見せてもらおうか、赤穂の塩の実力とやらを(前編)

「2020年の夏」時は元禄、2020年の夏、本来なら東京オリンピックが開催され多くの観光客と共にいつも以上に楽しい夏になるはずであった、が、新型コロナウィルスのおかげで状況は一変会食や外出の自粛が求められる世の中となってしまった。「あの年は大変だ…